ネイリストとして働く

目次

いよいよ憧れのネイリストとして働くことに。

思っていたネイリストのスタートとはあれ?なんか違う?方向に…

でもこの経験が私の自信になってくれたのです。

今回はそんなお話を…。

いきなり思っていたのと違う!!

私はネイルスクールを卒業したら、ネイルサロンに勤務するのが普通だと思っていました。

華やかなサロンでお客様に施術することがネイリストとしての仕事だと思っていたからです。

しかし、卒業間近になったときに講師でありネイルスクールの経営をされていた社長から

「あなたここで働きなさい」と言われ、何もわからない19歳の社会人経験もそんなにない私は「はい!」と言って卒業と共に就職することになりました。

会社はネイルサロンと言うよりはネイルスクールだったので、仕事はスクールの業務、生徒さんへのレッスン、レッスン開始までの教材の準備、新しい生徒さんへのスクールの営業などがほとんどでした。

私の仕事はあれよあれよとそんなことになってしまったのです(笑)

いきなりの講師という仕事

20年前は私が思うに技術の世界は目で見て盗めの時代でしたから…古いですよね(笑)

夜遅くまで社長や先輩講師達の施術や授業をずっと見ていました。

誰もあんまり教えてくれなかったのでとにかく傍で見ていました。

終電まで見ていて、家に帰ったら技術の自主練をしていたのを覚えています。

寝ている時以外はとにかくネイルの何かをしていました。

そんな時、社長の他の仕事が忙しくなり生徒さんのレッスンに遅れてくることが増え社長からいきなり

「あなたもうレッスンできるからやりなさい」と…

え!!!???私が???

でも生徒さんはレッスンに来ちゃうし、やるしかない!

そんなことから始まった講師という仕事でした。

主婦やOLさんが仕事帰りに習いに来てることが多かったので生徒さんより明らかに歳の若い未熟者がレッスンをするので怒られたこともたくさんありました。

こんな技術のない若い子に教えてほしくない!とクレームをいただいたことも…。

当然ですよね…。

土壇場で度胸がつく

そんなこんなでいきなり見よう見まねで始まったレッスン業務。

これが思いがけぬ楽しさで、自分なりに伝える楽しさやネイルの素晴らしさを教えたい!一緒に学びたい!

キラキラした目で習いに来る生徒さんと成長する事がすごく楽しかったです。

とにかく色んな土壇場を経験させてもらい度胸がつきました。

自信がなくてもやってみる!怖くてもやってみる!

ん?案外やれるじゃん!!

そんな自分に気付く大切な経験でした。

この頃から随分と時間が経ち年齢も重ねましたが、時々この時の事を思い出して、前に進む力にすることがあります。

やりたい事や、好きな事で生きていくのは勇気がいるのは私はすごくわかります。

でも好きだからこそ一筋に追い求める基礎ができた時期です。

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